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夢を追い続けた男の物語を、紙芝居で次代へ伝ふ in 四国鉄道文化館

時は昭和39(1964)年10月1日、東海道新幹線が開通した。東京から新大阪間を0系新幹線が走ったのである。そして、昨年には東海道新幹線開通60周年を迎えている。

令和7(2025)年5 月11日、四国鉄道文化館の北館にて”第2 代西条市⾧(旧西条市)”を務めた後、”第4 代日本国有鉄道総裁”を務め、東海道新幹線開通に尽力し「新幹線の生みの親」と呼ばれる”十河信二伝”の紙芝居を取材した。筆者、旧西条市出身で某鉄道会社勤務だが、よく名前を聞くだけで詳細をほとんど知らないので、十河信二氏のことを学ぶつもりで耳を傾けた。

ちなみに、紙芝居は「つくしんぼの会」という子育てボランティアの団体メンバーが行っている。紙芝居は今回が初めてではなく、過去にも行っており、毎月第2日曜日に実施しているとのこと。写真は、今回紙芝居を実施した「つくしんぼの会」のメンバーである。

“十河信二”が生まれてから東海道新幹線開通までを、マンガ家の“つだゆみ”先生のイラストの紙芝居を使い、楽しく読み聞かせた。また、在来線と新幹線のレール(軌間)が違うことや展示している「0系新幹線」も話の中に織り交ぜていた。ちなみに、新幹線のレール幅を標準軌といい“1,435mm”、在来線のレール幅を狭軌といい“1,067mm”である。紙芝居の上演は10 分/回、計3 回実施した。その時の様子を写真で紹介する。

当日は、西条市内の中学校の運動会と重なり、中々お客さんの集まりは悪かったように思える。やがて、1 回目の上演が始まった。

紙芝居を観覧するのは、名古屋から父子で新幹線に乗って、四国鉄道文化館にやってきたことのこと。お子さんが背負っていたリュックは、能勢電鉄の7200系こどもリュックだった。

2回目の上演は、列車発車時間までの空き時間を有効利用する間に訪れた父子連れの3 人。お父さんはちょこちょこ時計を見ながらも、10分だけならと真剣に観覧していた。一緒にいたこども達も、歩き回ったりせずに座って紙芝居の内容を聞いていた。

当日最後の3回目には、アンパンマン列車(しおかぜ22号)入線待ちの一家が紙芝居を観覧した。

また、主催の「つくしんぼの会」メンバーで、折り紙でコマを作るワークショップもしていた。四国鉄道文化館に来たお客さんや紙芝居を観覧したお子さんに、予め作っていたコマや、中には“0系新幹線“カラーのコマもあり渡していた。では、ワークショップの様子を写真で紹介する。

今回、紙芝居の取材で四国鉄道文化館へ行ったが、展示されている0 系新幹線とDF50形の車両の間で、徳島県警退職後も鉄道イラストを描いている山本千秋さんのイラストが展示されていたので、写真で紹介する。ぜひ、作品を実際に見てほしい。

ここで四国鉄道文化館について紹介する。

四国鉄道文化館は伊予西条駅の東側に所在する“鉄道保存展示施設”である。当施設は、「公益財団法人日本ナショナルトラスト」が建設し、西条市が同財団より管理運営を受託している。なお、四国鉄道文化館は線路を挟み北館と南館の2館の展示施設がある。西条市が管理運営を行う「十河信二記念館」と「西条市交流観光センター」の計4 施設を合わせて、”鉄道歴史パーク in SAIJO”とし、交流や観光施設群として一体的に運営している。

なお、四国鉄道文化館の北館は、2007年11月26日に開業している。また、南館は2014年7月20日に開館している。2016 年8 月16 日に来場者数が40 万人を超えたそう。あれから約10年が経ち、現在の来場者数は約78万人を超えているとのことであった。

実際に各施設に行って見学や各車両等に触れたり、各車両の前で集合写真も撮ってほしいので、四国鉄道文化館北館及び南館と十河信二記念館を簡単に写真で紹介する。

四国鉄道文化館(北館)

四国鉄道文化館(南館)

十河信二記念館

最後に、快く取材に応じてくれた四国鉄道文化館のスタッフと「つくしんぼの会」メンバーのみなさんに感謝したい。そして、6月にもいろいろイベントがあるので、是非来てほしいとのことであった。なお、6月29日にある“SLのおそうじ&勉強会 シゴナナぷらす(南館)”と称し、サビ止め用油で“国鉄C57形蒸気機関車”を磨くのだそう。このイベントは事前予約制で先着5組までなので、一度問い合わせてみよう!この記事を読んでいる“そこの貴方”や興味がある“そこの貴方”。毎回すぐに予約で埋まるそうなので、この機会を逃してはいけない!と、筆者は思う。

鉄道歴史パークSAIJO
住所ː愛媛県西条市大町798-1
電話ː0897-47-3855

私が書きました

もっさん

もっさん

“みかんの国水の都”出身の昭和後期世代。縁で繋がった人たちの活動や身近な行事などを、セミプロフォトグラファーとして培った経験で写真を撮り、主観記事で発信していきます。

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