【中学生×大人×AI】丹原を更にワクワクさせる化学反応 from 丹原ワクワクプロジェクト-LEVEL2-
もっさん 2026年2月3日

前回取材した2024年11月12日から1年。生成AIを使った、「未来へ丹原プロジェクトVER2」が、自然豊かな環境で学ぶ西条市立丹原西中学校で始まる。
本校生徒(中学生チーム)、保護者、地域の方や丹原高校の先生と丹原高校生(大人チーム)を加え、地元の農家の方や多様な分野の専門家と「対話」を重ね、地域の農業課題(第一次生産者の減少や規格外農作物が多いなど)の解決を目指す。
プロジェクトは2日に分けて実施され、11月17日にプレゼンの資料を作成、12月2日にプレゼン発表を行うとのこと。
今回は11月17日に実施されたプレゼン資料の作成をする様子を取材してきた。
現在、生徒数は39人と前年度よりも3人少ないが、課題に対し真剣な眼差しと想いで取り組んでいた。

1.開会
戸田校⾧の開会の挨拶から、「プロジェクトVER2」が始まる。
そして、丹原出身の教師による町内の特産品を、生徒各自のパソコンやタブレット等で問題を出しながら説明していた。






2.多種多様な専門家の紹介
愛媛プランニング株式会社の村上要二郎氏(①)より、今回の8人の専門家紹介とともに、各人へ自己紹介を促した。
コープえひめで”フィッシュバイヤー”の松村氏(②)
(株)PENTAFARMも営む丹原の農家の山内政志氏(③)
商品等のデザインを手掛ける傍ら、パラアートデザイナーでも活動中の松山市のデザイン事務所(株)MIDORIYAの和泉氏(④)
岡山理科大学で医科学を専門とする藤谷氏(⑤)とその後輩であり同大学の獣医学部で、卒業論文の研究のお手伝いなどをしている越智氏(⑥)
食品系梱包資材を取り扱う(株)高速が、実際に取り扱っているフードトレーの紹介もしながら自己紹介もする不破氏(⑦)
元電通のプランナーという経歴を持ち、新居浜市垣生漁港を拠点に活動する「NPO 法人海tasu」の村上容氏(⑧)




3.課題がたくさん…第一次生産者(農家)の話を聞こう!
最初に(株)PENTAFARM の山内氏(2.-③)より、地元の農業課題が紹介された。
紹介されたのは山に生息している動物の問題。
今年は見かけることがなかったが、去年はイノシシやサルが山から下りてきて、民家近くを走り回ることがあったそうだ。
その他にも、人口減少による地元農家・農業の衰退、農家が減ることで残されてしまう農地など、農業に関する課題はたくさんあり、山内氏は移住者と一緒に行政へ相談しているとのこと。
また、JA 周桑から提供された果物の生産・出荷量を参考に、どれだけの食材が規格外農産物(※)となり廃棄されているかを説明していた。
果物は出荷された500tの内50t、約1割の果物が廃棄されていた。
そしてアスパラガスも100t ほど出荷されるが、約10tもの廃棄があるらしい。
※規格外農産物・・・市場で定められた基準(大きさ、形、色など)を満たさない農産物。食品ロスの原因の一つ


4.チャレンジテーマを決めよう
村上要二郎氏(2.-①)が考えた、6つのチャレンジテーマがスライドで表示された。
その中から中学生の班と大人の班で、テーマの分類を選び取り組むこととなった。
また、村上要二郎氏が使っている生成AIが出したプランを4つ紹介。
村上氏の生成AIは普段から、今回のようなテーマについて勉強しているので、結構しっかりしたプラン内容になっているようだ。





5.生成AI(Gemini)を使って解決案を作ってみよう
参加者は各自、パソコンやタブレット等の生成A I へ質問を入力し、解決案を探っていた。
そして、時に笑い声が聞こえ、時に真剣に話し少しずつ形になっていく様子を垣間見た。





6.1日目の成果報告をしよう
成果発表の順番がバラバラだったため、班番号(「チーム名」の左に書いている丸数字)順に紹介する。
まずは、各チーム名別に”プロジェクトの基本設計”と発表の様子を写真で紹介する。
①「TANBARA KIDS’s」

②「横井ブラザーズ」
※横井という名称は、丹原西中の先生の名前。

③-1「いくらサーモン」
※チームメンバー2人の好きな食べ物を繋いだ。

③-2「もやし」

③-3「ゆきみだいふく」

③-4「みかんボール」

④「ひらめきおやつ隊」

⑤「横井フルーティー」

⑥「丹原大好き」

⑦「ミラクル7(セブン)チーム☆」

⑧「だれもがスマイル」

⑨「未来の丹原のカタチ製作委員会」

また、先生や専門家などからの講評を紹介する。チーム名は割愛し前出の番号(丸数字)でまとめ順番は発表順で紹介する。
👤「⑨のTKGプロジェクトにメチャクチャ惹かれました。ぜひ実現してください!」
👤「⑧”もったいない”を幸せに結びつけることは良いことだと思いました。」
👤和泉氏 「⑦”イケメンが世界を救う”は間違いない!発想が柔軟で、すごく可能性を感じます。」
👤山内氏 「②の”SNSやネット販売”は、私たち60、70代ではついていけないけど、これからの販売ルートになると思います。」
班発表が5つを過ぎた頃、時間が推してしまい内容に合う講評が少なくなってきたので、残りは割愛する。



最後に、丹原西中生徒の若い知恵と思いつきが、丹原に関わる大人たちの知識と化学反応を起こし、これまで以上にワクワクした未来を築いていってほしいと願うばかりである。
そして、多種多様な専門家や生成AIのような第三者の意見なども聞いて、一歩でも多く前へ進んでいってほしい。
また、2日目のプレゼン発表は12月2日に開催されたそう。その日はどんな意見が出て、生成AIはどんなアドバイスを出したのか、気になるところである。
丹原の農業に更なる発展は、【中学生×大人×AI】であると改めて思う。
西条市立丹原西中学校
〒791-0531
愛媛県西条市丹原町来見甲15番地1
TEL=0898-73-2302





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