小松高校　ライフデザイン科では、2年生から課題研究が始まります。『食』『保育』『被服』の3つから自身が目指すコースを選び、研究に取り組みます。
今年、『食』の課題研究に取り組む2年生9人は、地域団体と協力し西条の新名物料理開発に挑戦！
2月に開催された試食会の様子をレポートします。

1．“食”を通して地域活性化

小松高校　ライフデザイン科の皆さんが協力しているのは「LOVE EAT SAIJO」さん。
“食”を通して地域活性化に取り組んでいる団体です。
11月から始まった今回の取り組みでは、協力する地元イタリアンレストラン「マルブン」の眞鍋会長による商品開発の講義を通して、コンセプトやターゲットを設定し、メニュー開発を進めてきたそうです。

2．プロの技を間近で

新名物のテーマは、“地元食材を生かしたメニュー”と“カツ”。
3つのチームに分かれて、それぞれ2品ずつメニューを提案します。
そして迎えた試食会。これまで高校生達と一緒にメニュー開発に取り組んできた「LOVE EAT SAIJO」の長尾さんはもちろん、「マルブン」の眞鍋会長とスタッフさんもお手伝いに登場。

3班ともどんどん調理が進んでいきます。
プロの料理人のアドバイスや技を間近で見られる機会なんてレアですよね。

そして、すべての班が2品ずつのメニューを完成させました！

西条の特産品“絹かわなす”と“ボロネーゼ”を組み合わせた“なすネーゼ”。
さっぱりと仕上げた“梅しそまきまきカツ～大葉のソースがけ～”。

 

愛媛県オリジナル品種の里芋“伊予美人”を豚肉で巻き、甘辛いタレを絡めた“ごはんとタレの相性抜群 肉里巻”。
タルタルが最高の“ご飯が進む！サクサクたっぷりタルタルチキンカツ南蛮”。

 

ハンバークと里芋の組み合わせが新しい“オムサトバーグ”。
マヨ風ソースに合わせたデミグラスソースが隠し味の“さーもんかつさんど”。

なんと試食会には、玉井市長と越智副市長が登場。
高校生はそれぞれの料理のコンセプトを説明し、いざ実食！

とっても美味しい！との高評価に、緊張していた高校生達にも笑みがこぼれます。

高校生たちも実食！みんな味に大満足。
もちろん味の確認だけでなく、想像よりも量が多かったなどの改善点も見つけ、試食会は終了しました。

3.　お楽しみに♪

今回の取り組みを通して、プロの技を学んだのはもちろん、商品開発の楽しさと大変さも学んだ小松高校生。
試作・試食結果を元に、原価計算なども実施し、メニュー開発はさらに進みます！
2024年には飲食店でのテスト販売も予定されているとのこと。

皆さん、是非お楽しみに！