こども達の成⾧を見守り150年、そして、これからもずっと~ at 西条市立神戸小学校
もっさん 2025年12月5日

2025年10月12日、神戸小学校創立150周年を記念し、「神戸っ子お祭り集会」が実施された。この日はナクリー(台風23号の名称)の影響を受け、生憎の曇り空であったが、雨に降られることなく24~25℃という、少し汗ばむ天候だった。
また、集会の主催者である”神戸小学校創立150周年記念事業実行委員会”に市民ライター「いくしー」の姿が見えた。
彼は今回の集会のことを”主催者”として記事に書くかもしれないので、自分は”一参加者”として書こうと思う。

では、まずは西条市立神戸小学校の沿革を簡単に年表形式で紹介する。
1875(明治 8 )年 神戸学校。楠学校、神随学校が設置
1885(明治18)年 上記3校を合併し、神戸学校の位置に洲之内学校が設立
1915(大正 7 )年 学校名を神戸尋常高等小学校に改称
1935(昭和10)年 神戸青年学校を併設
1941(昭和16)年 西条神戸国民学校へ改称
1943(昭和18)年 氷見、楠、禎瑞、飯岡、神戸の青年学校を合併し、西条第二青年学校を神戸に置く
1945(昭和20)年 第2次世界大戦終戦
1947(昭和22)年 西条市立神戸小学校へ改称
1993(平成 5 )年 当時の6年生の卒業記念製作「だんじり」を新調落成
2025(令和 7 )年 神戸小学校創立150周年記念式典を挙行
(神戸小学校創立150周年記念式典資料より一部抜粋)
当日は中野樂車の関係者から、いろいろな資料をいただき取材に臨んだ。
神戸地区の全ての“だんじり”11台と“みこし”1台、そして、神戸小学校所蔵の“こどもだんじり”1台の計13台が、神戸小学校の運動場に勢ぞろいした。
そして、運動場に集まった全校生徒から、大きな歓声が上がる。






また集会の司会には、「愛媛県 住みます芸人」の1人であり、吉本新喜劇に所属する舞台芸人の「もりすけ」氏を迎え、軽快なトークで大いに盛り上げた。
また、こども達は、地域の”だんじり”や”みこし”の歴史など、調べた内容をクイズを交え発表し、多くの地域の参加者や保護者等の温かい拍手に包まれた。



集会のメインイベントの一つ、運動場での”だんじり”と”みこし”の練り歩きを実施。普段、担ぎ慣れている”だんじり”や”みこし”を操り、伊曾乃神社例大祭さながらに練り歩いた。


その後、関係者の指示で、こども達は各屋台に繋がれた紐を懸命に引っ張っていた。
その顔は”喜び”と”誇り”に満ち溢れていた。



また、神戸小学校創立記念日150周年を記念したグッズとして、ミニタオルと神戸小学校のクスノキを印字したコルクコースターを、一人当たりどちらか1 個というカタチで配布をしていた。



集会後には、こども達は”だんじり”や”みこし”と共に、神戸小学校を後に(下校)した。


最後に、この集会が神戸小学校の歴史の1ページとなった。子どもたちにとっても、地域の参加者等にとっても、かけがえのない思い出となったことだろう。
また、今年の伊曾乃神社例大祭前に痛ましい事件が起こった。御旅所では”かき夫”同士の一悶着があったのだそう。一悶着は毎年どこかであるものではあるが、今一度、例大祭が何のために行われ、平和運行の平和(暴力や争いの無い状態)とはどういう意味なのか、大人たちはちゃんと考えて、手前勝手な理屈や根拠を控えて、子どもたちに伝えていく必要があるのだと思う。そもそも”だんじり”=樂車なのだから、車を運行させる”かき夫”が飲酒状態で、足元もままならない輩が増えているのは事実である。
これからは少子高齢化社会と呼ばれるこの時代であっても、
この先もずっと正しい文化と正確な歴史を継承していって欲しいと願う。

西条市立神戸小学校
〒793-0053
愛媛県西条市洲之内甲200番地
TEL:0897-56-2744






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