つながる 人・モノ・マチ 〜「めぐりマルシェ」をめぐる〜
オニギリ 2025年9月4日

1. 猛暑の日のポスター
天気予報は「猛暑時々曇り」。気温が体温を超え、扇風機を前にしてさえ汗ばむ毎日に、水が恋しくなる。ポスターから涼風を感じそうな「めぐりマルシェ」の知らせ。いとまちの水辺に、ふと足を運びたくなる。
2. 5年目の糸プロジェクト
株式会社糸プロジェクトは、西条市で「建築」「食」「エネルギー」「テクノロジー」「グリーンインフラ」を軸に、住宅ゾーンと商業ゾーンからなる街づくり『糸プロジェクト』を運営している。まち全体でエネルギーマネジメントを行い、災害時には72時間分の非常用電源や水・食料を確保し、約800名を受け入れる防災拠点としても機能する。
「災害時にも、このまちを頼りにしていただける存在でありたいと思っています」糸プロジェクトに5年間携わり続けてきた三谷さんは語る。
「”西条ににぎわいを”のスローガンのもと、県外や海外のお客様もお越しいただけるようになりました。」三谷さんの声が弾む。
糸のように繋がった人・モノ・マチが、澱むことなく巡っていく。この場所に命が吹き込まれてから5年。いとまちと同じくらいの年の子が、今は元気に駆けまわっている。
夏の行事には、やや似合わない雨模様だったが、この雨が、めぐる水のスタート地点だ。
3 つむぐ想いと日々
「つむぐひろば」のまわりに集う人々。ご家族やご友人と語りながら紡がれる言葉に、温かい想いが宿る。人と人とが繋がり合いながら、西条の街で重ねる日々。これからもこの広場から、未来や歴史がきっと紡がれていく。
4 虹色のマルシェ
のぞき込んだフレームでどの角度を切り取っても、個性的な商品や人がズラリと並ぶ。あれもこれもと、目移りするカメラの焦点が定まらない。雨上がりの水面(みなも)で光が七色に輝くように、今日のお店や催しもみな、色とりどりである。