「息子が野球を始めたら、「趣味仲間」でいられてとても楽しい時間を過ごせている」という話
田中 亮裕 2023年11月2日
西条市に住み始めて3年がたちました。
私は2児の父で、長男は小学四年生、下には1歳長女がいます。長男は、日々妹のおにいちゃんであり続けてくれています。時々ですが、妹と遊んでくれて、面倒を見てくれていて大変頑張っていると思います。
長男は小学四年生にもなり、興味を示すことが私に少し似てきたなぁと感じてます。
長男の趣味は・・
で、彼の一番の趣味は、主に「日本戦史(戦国時代、太平洋戦争限定)」です。図書館に行くと戦国武将の本や、日本海軍関連の本をいつも5冊くらいは借りてきては読み漁ったり、YouTubeでも「桶狭間の戦い」などの解説動画をよく見てます。
読書感想文を書くときにもその趣味が役に立ってます。
「どんな本を読んだらいいか分からない・・」
といきなり止まっていたので、私の本のコレクションの中でいくつか提案してみると、まさかの「情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記」という小難しい小説を選択し、その感想文を見事に書き上げてみせるという荒業をみせてくれました。
「好き」ってすごい力だぁとあらためて感じました!!
来年は私の中でベスト3に入る名著「失敗の本質」を勧めてみようかと思ってます。
「史上最悪の作戦」と言われるインパール作戦について語り合える日が来るのが楽しみです。
それともう一つの趣味は「プロ野球選手の応援歌」を歌うことです。
長男は阪神タイガースのファンで、YouTubeで阪神タイガースの選手の応援歌を調べては野球観戦の時によく歌ったりしています。これは父である私の影響を受けたのかもしれません。
私は中学生のとき、修学旅行で甲子園球場に行きました。アルプススタンドで緊迫した展開とともに応援歌を歌う楽しさを知ってしまい、それ以来阪神タイガースファンです。
長男が小さかったときや1歳長女の寝かしつけをするときには、よく阪神タイガース選手の応援歌を歌ってました。
特に桧山進次郎選手の応援歌は、子どもたちに効果バツグンでよく寝てくれてました。私の中では桧山選手は「代打の神様」であると同時に「寝かしつけの神様」でもあります。
私がこのありさまなので、長男も、そして娘も(?)いつの間にか阪神タイガースファンになり、選手の応援歌をよく歌ってます。
阪神が勝ったときには「とらほー!!」と叫び、六甲おろしを歌うのが何よりの楽しみな親子です。
長男が「野球をしたい!!と言い始めた
そんな長男が「野球をしたい!」と言い始めました。きっかけは、WBCの日韓戦の観戦です。
「大谷翔平かっこいい!!」とネットで大谷翔平選手を調べ始め、「オレと同じ誕生日やん!!なら、オレにもできるはず!!」という根拠のない自信が芽生えてました・・・
在籍する神拝小学校に軟式野球チームがあったので練習を見学しに行くと、30分もしないうちに「入団する!!しない選択肢はない!!」と言い、少年野球チームの入団が決まりました。
長男はほとんど野球をしたことがなかったのですが、チームの子どもたちは長男によく話しかけてくれて、そしてコーチの皆さんは長男を熱心に指導してくれました。
私の野球経験は小学生のときにソフトボールをやっていただけで指導できるほどではないですが、「球拾いくらいは」という気持ちで練習にも参加させてもらっています。
野球を始めて4カ月後の公式戦は、長男は見事2本のヒットを打つことができました。
長男の初ヒットを見たときは、ホントに嬉しくて泣いてしまったし、教えていただいた皆さんに感謝の気持でいっぱいになりました・・・
野球の「趣味仲間」でいられてとても楽しい時間を過ごせているかも・・
日経新聞の記事にもあるように、親の負担が大きいという理由で子どもの野球離れが進んでいるようです。
確かに平日2日の夕方、そして土日と練習が多くて、「野球中心の生活」になっているのも事実です。
しかし、良いこともたくさんありました。
まずは長男が礼儀正しくなったことです。
・ きちんと大きな声で挨拶ができる
・ 大人に対して敬語で話すようになる
・ 人の話をよく聞くようになる(親の話は聞いてくれませんが。。)
といったことを感じてます。
これからも、いつでも、どこでも、どんな時でも、挨拶や返事がしっかり出来るようになったら嬉しいです!
また、地域の人たちとのつながりができたことです。
西条市に住み始めて3年がたちましたが、コロナ禍だったこともあり地域のイベント事はなく、地元とのつながりもゼロ。共働きでもあり、近所付き合いも皆無でした。
でも、子どもを少年野球に送り迎えし、練習も参加するようになって少しずつ周りの親たちと話すようになってきました。
私は野球経験に乏しいので、野球の話なんか聞いててとても新鮮だし、勉強になります。
そして何より、長男と野球という共通の趣味ができて、楽しい時間が過ごせていると感じてます。
前の記事でも書きましたが、西条市は広い公園が多くてキャッチボールをしても怒られない環境が素晴らしいです。
いつでも野球の練習ができます。野球を一緒に練習したり、野球観戦したりして一緒に楽しめる時間って、非常にシンプルに楽しいんですよね。
「親が子どもに付き合ってあげている」という感覚ではなく、「野球が上手になるために、同じ視点で仲間として野球を見ている」というスタンスが、少なくとも私にとってはとても重要なことだと感じてます。
なぜならそれは主体的だから。
もちろん、長男にしても「親」ではなく「仲間」と楽しむ方が、より楽しんでくれることは間違いありません。
一方、これから反抗期なり考え方の違いなり、今がどうあれ親子関係っていつかは必ず試練に立たされるものですし、子どもは必ず親から離れていくもの、親を超えていくものです。
それは当然のこととして、それでも「親子関係」以外のチャンネルが存在すれば、大人になっても適切な距離感を保ちつつ良好な関係が築けるのではないかなぁと。
あるいはもっと単純に、たとえ親子げんかが発生したとしても、その修復できる手段がひとつ増えて、仲良く付き合っていきやすくなるのではないかなぁと。
子どもと趣味のチャンネルをつないでおけば、また趣味仲間としての助言も心に届けやすいんじゃないかなーと、思っています。
まあ、難しい話をいったん置いたとしても、「野球という趣味が共有できる仲間が身近にいると幸せ」ということがまず何よりも間違いのない事実ですし、子どもたちと過ごすのとても楽しいです。
そして、移住者である私が野球を通じて、地域の人たちとのつながりができたこともとても嬉しいです。
移住者として、そして父親として野球を全力で楽しんでいる次第、という話でした。
今後も楽しんで参りたいと思います。
親子で野球を始めてみませんか??
息子が所属している神拝野球クラブでは11月11日(土)、12日(日)に野球体験会を行います!
また、日程が合わなくてもいつでも見学OKです!問い合わせ先までご連絡ください!
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〈お問い合わせ〉
代表 兼 監督 天野 TEL:080-3162-9472
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