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空き家ってそんなヤバいの?-管理をしないとあんなことに...

わたしたちは西条市役所でインターンシップ研修をしている学生です。
最近、空き家がよく見られるなぁ。災害が起こった時に壊れそうで怖いな。そう思った私たちは西条市役所さんに赴き、担当である建築審査課の近藤さんと佐藤さんに話を聞いてみることにしました。

まず実際に建築審査課の方と空き家を見学しに行きました。あまりにも悲惨な状態は、思わず言葉を失ってしまうほどでした。

 

壁も屋根も崩れてしまっていて、とても家と呼べるような状態ではありませんでした。

「何年くらい経過したらこんな状態になってしまうんですか?」

―「全く手入れをされていない状態だと築年数によって差はありますが10年くらいでひどい状態になりますね。」

想像より早い!早すぎる!
「これほどまでに老朽化した空き家ってやっぱりよくはないですよね?」

 

―「そうですね(笑)今空き家は大きな社会問題となっていて手入れをしないまま放置しておくと老朽化による倒壊の恐れがあったり、害獣が住み着いて異臭問題に発展したりと近所の方たちにも悪影響を与えたりするんですよね。それはもうひどい臭いですよ(笑)。」
調査の日が雨であったため、私たちはあまり感じませんでしたが、晴れの日はひどい臭いがするそうです。

衝撃的な空き家を目にした後、西条市役所に戻り、職員の方に様々な疑問を解決すべく、インタビューを行いました。

 

「最近、空き家を目にすることがよくあるのですが、やはり西条市は空き家が増加しているんですか?」

 

―「そうです。西条市だけでなく、全国的に空き家は増加していて、問題が深刻化しているんですよ。やっぱり原因は人口減少・少子高齢化ですね。四国四県は特に人口減少が進んでいますから、全国でもトップクラスに空き家が多くなっているんです。」

「空き家を減らすために建築審査課の人たちはどうしているんですか?」

―「先ほど見に行った空き家くらい老朽化している場合は、屋根やブロック塀が倒壊してしまう恐れがあって、通行している人に人的被害を起こしてしまう可能性もあるんです。実際、毎日のように空き家に対する苦情が来ているんです。そういった危険な空き家に対しては、補助金を出して取り壊していただいています。」

 

「では、どんな空き家でも依頼すれば、取り壊す際に補助をしてくれるということですか?」

 

―「そんなことはないですよ。平均130万円程度かかる費用のうち、上限80万円まで市が負担し、平成30年度は22件の依頼に対し、調査・検証を行い、危険度の高いものから13件が取り壊されました。事業を始めて3年間、市民からの依頼に対して対応がまだ追いついていません。理解してほしいのは空き家を壊すため補助金を出すというよりは周りの市民に迷惑をかける可能性があるため補助金を出して取り壊していただくというニュアンスになっているということです。」

「空き家を維持・管理したいと思っているけど、遠方に住んでいるとか、病気などにより自力で維持できない人はどうすればよいでしょうか?」

―「西条市は空き家管理代行サービスを行っています。西条市シルバー人材センターの人たちが二人体制で所有者に代わって空き家を定期的に巡回したり点検したりするサービスで、誰でも受けることが可能です。もちろん費用は負担していただくことになりますが。遠方の方もふるさと納税で簡単に利用することができます。」

西条市ふるさと納税サイト
https://www.city.saijo.ehime.jp/site/furusatosaijo/

 

人的被害を起こして多大な慰謝料を払うよりはいいのか。てか、維持ってそんなに手間かかるんかい

「維持するのって結構大変そうですね。」

―「そんなことないですよ(笑)半年に一回部屋全体に風を通したりするだけで湿度が下がって木材が腐敗するペースを遅くすることができます。」

「でも所有者の分からない空き家もあったりしますよね。その場合どういった対応をして
るんですか?」

―「そういった場合も所有者を特定し維持・管理を促す文書を送ったりして対応しています。」

さすがです。行政の力!

「誠実な対応をしてくれる人の方が多いですか?」

―「たまに無視されることもありますね(笑)そういった場合も周りに与える悪影響なんかも理解していただいて空き家問題に向き合ってもらえるよう動いています。」

無視。かわいそうです...

「そんな職員さんが望む空き家問題の解決方法は何ですか?」

 

―「まず新しい家を建てる時に今の家が建っている土地に建てたりするなどして、今所有している土地の活用法を考えてもらうことが大事ですね。また今の家を空き家にしてしまう場合や、空き家を相続した場合にはしっかりと維持・管理していただきたいです。状態のいいものであれば西条市のホームページで掲載している空き家バンクに登録できたりするので。」

最近では、若い夫婦が田んぼを宅地にして新築の家を建てる傾向にあると聞くし、新築を建てる時も建てて終わりじゃなくて残した家にも気を配る必要があるということか。いや、空き家バンクって何⁉

「あの、空き家バンクって何ですか?」

―空き家バンクは西条市に移住を希望している人と空き家を提供したいと考える人とのマッチングを行うサイトです。

西条市空き家バンク(外部サイト)

 

空き家をちゃんと管理しておくと売却なんかもできるのか。

「どんなことを目標にしてお仕事をされていますか?」

―「空き家をゼロにすることです!と言いたいところですが…現状は空き家の増加ペースを少しでも下げることを目標としています。他人事ととらえるのではなく、空き家によって周囲に及ぼす危険性などを理解してもらえたらと思います。そうすれば、所有者さんも空き家に関して向き合ってくれるのではないかと考えています。そして、これからは資産の利活用を進めていきたいと考えています。利活用をして、空き家が少しでも減れば景観もよくなって移住者なども増やすことができます。また、空き家に困っている方は西条市に相談してくれるとありがたいです!いつでも相談を受け付けています!」

 

お忙しいはずなのになんて優しい方たちでしょう!!!

空き家ゼロを目指し、私たち市民の安全を守ってくれようとしている西条市は魅力的な街であるなと改めて感じました。これからも西条市に住み続けていきたいと思いました。

 

最後に二人からの感想です。

<伊藤 綾華>
私は今回のインターンシップを通して、全国的に深刻化している空き家問題に取り組まれているお二人が、声がかかればいつでも現場に行き、建築審査や維持管理を促進するための声掛けを行っている姿を目にして、感嘆とともに尊敬する心も生まれました。お二方の空き家の周囲に住む人を守る志に感動し、私も地域の方を思い、どんな時でも懸命に行動できるお二人のようになりたいと思いました。

 

<安部 峻輔>
建築審査課ひいては西条市役所がしている空き家問題に対する事業は西条市民の安全を守るためにしているということが強く伝わってきて素直にかっこいいと思いました。西条市が抱える空き家問題には以前から関心があり、自分も市職員として取り組みたいと思いました。
西条市、やっぱり好きです!

 

 

 

 

 

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西条祭りが大好きな学生。今回はインターンシップを通して西条市役所の取り組みを発信します!大好きな西条市の魅力を多くの人に伝えたいです。

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