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【インタビュー】新しい産業を生み出し、チャレンジャーの生態系を作る②NCLって?

人間らしさを源泉とした産業創造って?

NCL西条の掲げる理念は、単に新たな「産業」を創るというだけでなく、「人間らしさ」がキーワードです。
では、それぞれが考える「人間らしさ」とは?

NCL、そしてここ西条で取り組んでいることについて教えてください。

古賀さん 日本で普通に生きていると、資本主義という貨幣を価値基準にするシステムと、日本という国家システムの上で生きていると思います。

そんな社会の中で、最近、貧困や少子高齢化などいろいろな問題が出てきていると思いますし、行き詰ってきているなと感じます。それは、もしかしたら今の社会システムの限界が来ているのかなと考えました。

これらの問題を解決するために、二つの層とは別の層で、お金ではない何か、人間の想像力みたいなものを価値基準にしたシステムみたいなものが出来るのではないか、という理念を持って活動してます。

具体的には、現在西条市を含め9つある小さなコミュニティ※の中で、その地域に合わせた価値を作れないか?ということを考えて活動しています。

※Next Commons Lab 、遠野、奥大和、加賀、南三陸、弘前、南相馬、湖南、西条

全国各地に立ち上がったNCLは、「私たちは何を食べ どんな未来をつくるのか」(奥大和)、「予測不能な未来を楽しもう」(南相馬)など、地域ごとにテーマを掲げ、西条では「人間らしさを源泉とした産業創造」となっていますね。

西条市は一次産業も二次産業もあって、恵まれとても豊かなところだと感じていますし、凄く暮らしやすい環境だと思っています。けれど、今は大丈夫だけれど、今後10年、20年後の人口減少や高齢化社会は西条市でも例外ではないと思うんです。だかろこそ、今、豊かなこの町で、「人間らしさを源泉とした産業創造」というコンセプトで活動できないかという想いが生み出されたんです。

今は9つの地域でNCLのプロジェクトが進んでいるんですけど、それぞれの地域の価値に合った社会システムを作っていって、それが繋がっていって「人と人」や「物と物」との交流が起こってくれば、何か新しい価値が生まれてくるのではないかと思っています。

具体的な活動としては、NCLを起点にしながら、地方自治体と企業(地元のプレーヤー)と新しい働き方や暮らし方を求める起業家の3者が協力して新しい産業を生み出して、新しい仕事や働き方をつくる事を目指しています。

高田さん  NCLは「ポスト資本主義社会を具現化」を理念として掲げているんですけど、抽象的だからその受け取り方は、さまざまだと思うんです。それぞれの地域で、資源や価値も違ってくると思いますし。

それで、NCL西条としてやっていきたいことを話し合ったときに、「チャレンジャーの生態系を作ることを目指していきたい」となったんです。

そこから、どうやったら我々の活動が伝わるかと考えたときに、地域に産業を作るというワードがすごくしっくりきています。産業さえあれば人は戻ってくるんですよね。クリエイティブで何かをうみだしていく産業。そこに価値があると思うんです。

安形さん 僕たち3人はバックグラウンドも違いますし、それぞれの地域でも、抱えている課題や目指すべき未来は違うと思うんですよね。西条市の場合はこれだけ豊かな環境で、農業も工業も今は安定している状況だとは思っているんですが、我々としては次の展開を描くことが課題であり目標です。

「人間らしさを源泉とした産業創造」を自分なりに解釈すると、人間の文明が生まれてくる場所というのは、必ず暮らしやすい場所だと思うんです。西条という場所は水に恵まれて、暮らしやすくて、人間らしさとか豊かさとか次の展開を考えるにはすごくふさわしいところだと思うんですね。

じゃあどういうものが考えられるかといったときに、新しいテクノロジーを使って、次の働きやすさとか暮らしやすさをこの場所で創っていくというのは非常に面白い取り組みだなと。今、こちらに来てからすごく感じるようになりました。

「チャレンジャーの生態系を作る」ことを目指すことはもちろんですが、我々自身が最もチャレンジをする存在でなくてはいけないと考えていますし、まちを変えたいと想って活動している人たちを黒子として後押しできる存在になることで、地域が活気づくきっかけになればいいと思っています。

 

高田さん 自分はキャリア支援をしていたこともあって、働く選択肢が増えるとか、働き方改革とかにすごく興味があったんです。働くことととプライベートのバランスがすごく大事だと思うんですけど、東京にいると情報がたくさんあって考える暇があまりないので、どちらかに偏ってしまいがちになると思うんです。

それを考えたときに、地方に来てゆっくりとした時間の中で、自分のやりたいことを考えることができたり、そこにチャレンジできる風土があると素晴らしいなと思っています。

それと、我々コーディネーターの役割を考えたときに、安形さんが根本的な部分、地域の人や資源を掘起こす役割を担って、私が外からどんどん色々なものを投入していく。そして古賀さんがその中間を担っているんだと感じています。

3人でスタートするケースはビジネスでも成功する例が多かったんです。それには条件があって、一人は想像が出来る人(イメージが湧く人)、もう一人は現場で動ける人、そしてそのバランスをとる人なんです。だから我々3人はバランスもみんなの相性もすごく良くて、ほかの地域と比べてもNo1だと思っています。

 

新しい産業を生み出し、チャレンジャーの生態系を作る③西条でやりたいことに続く

 

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