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自然農法の農園が実現できて、本当に、本当に、移住してよかった!

「移住してきて、本当に、本当に、良かったなぁと思うのが正直なところ」と、野満育朗さん。

大阪で会社勤めをしていた野満さん。「農業をする」ということが大前提で、自身の実家の熊本と、奥さんの里恵さんの実家のある大阪の間にある場所を移住先にしようと、軽ワゴンで農家を訪ね歩いたそう。

一年中農業ができるよう「冬でも暖かい」「獣の被害が少ない」「家から歩いていける距離に田んぼがある」その条件にマッチしたのが、ここ愛媛の西条市でした。

 

野満さんは現在、この南東に開けた陽当たりの良い里山で、農薬も化学肥料も使わず、できるだけ耕さない自然農法の「まんがら農園」を運営しています。

ちなみに、住居は20年間空き家だった家を自力で改修し、現在家族四人で住まわれています。

話を2004年に戻します。本格的に移住を進めるため、大阪の家を引き払い、仕事も辞め、「絶対に農業をやる」という強い決意と背水の陣で移住先を探していた野満さん。愛媛県の移住担当も真摯に対応してくれて助かったそう。

最終的に、岡山、山口、愛媛の3カ所から移住先を検討し、決めたのがこちらの安用(やすもち)地区。移住してすぐ、「農業をやりたくて、安用に来ました」と自治会長さんに挨拶しに行ったら、「素晴らしい!困ったことがあったら何でも言ったらいいよ」と言っていただけたそう。

 

「もちろん移住に対して不安がなかったわけではありません。けど、私たちの場合は本当にご近所さんに恵まれましたね。ガスコンロや、農業に必要な足踏み脱穀機、製粉機をくださったり、豆腐作りを教えてくれたり。」

お米がなくなってきたね、と夫婦で話していた途端、近所のおじさんが「米いるか~!?」と米を持ってきてくれた時はびっくりした、と野満さん。

農業をするために移住したのに、その必要がないくらい、そんなふうに皆さんに支えてもらったからこそ今の自分があると振り返ります。

そんな野満さんは、これからは「農業の新たな魅力を発信する」という次のステップを見据えて取り組んでいます。また、農業自体をいろんな人と一緒にやっていきたいとの思いを持っておられ、学校が苦手な子や障がいを持った子たちとも関われるような農園の形を模索されています。

 

「農業体験を子どもたちにしてもらうことで、農業自体に癒しやリラックス効果があると感じています。子どもたちが学び、元気になれる農園ができたらいいなと。」

自然農法でここまで来るには、相当な苦労があったでしょう。自分のような人の役に立ちたいという思いから、えひめ地域移住相談員も務める野満さん。高台の田んぼから道前平野を見渡しながら、移住を検討している方へメッセージをいただきました。

「都会だと、お金がないと何にもできないですが、先ほど話した野菜や物のやりとりといい、こちらはお金の関わらないところで色んな心のこもったやりとりがあるんですよね。そういう意味で、ここには本当の豊かさがあるのかなと。移住や農業に興味ががある方は、愛媛の西条へ、ぜひぜひ、来てください。」

野満さんがこの地でやれることはまだまだたくさんありそうです。目標に向かって努力しながら活躍されている姿がいっそう輝いて見えました。

 

このインタビューの内容は、移住・定住促進パンフレット
「西条の選択」に収録されています。
https://www.city.saijo.ehime.jp/soshiki/chiikishinko/iju.html

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