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西条市の介護予防とは?現地視察をして、西条市職員に直撃取材しました

わたしたちは西条市役所でインターンシップ研修をしている学生です。将来、西条市役所職員として働きたいとおもっており、とくに福祉関係の分野に興味があったため、今回福祉部包括支援課の職員の方に取材をさせていただきました。福祉のなかでもとくに、西条市のおこなっている介護予防事業にスポットをあてて調査しました。どんな事業をしているのか、介護予防は若者に関係あるのか、などなど疑問を投げかけてみたいと思います。

 

早速、西条市の介護予防の取組にはどのようなものがあるのか、いくつか紹介します。

 

1つめに、いきいき百歳体操教室です。

いきいき百歳体操とは、高知県高知市で始まったもので、高齢者の方がいつまでもいきいきとした生活ができるように、運動能力の維持向上のための体操です。
西条市では平成22年から導入し、市役所では普及していない地域への普及活動に力を入れています。西条市が把握しているだけでも市内には48か所もの教室があり、市内の公民館や集会所でおこなわれており、いきいき百歳体操教室の輪は広がっています。

 

2つめに、高齢者カフェです。

高齢者カフェは、高齢者が地域の人々と気軽に触れ合える場所として、月に1回各地区の公民館で開催する集いの場です。
女性は編み物や新聞紙で簡単に作れる新聞エコバックを作るなどの手作業、男性はマージャンや将棋などのボードゲームをしたりして楽しんでいるそうです。毎回、参加者に応じて活動内容を変えているそうです。申し込みは不要で、高齢者だけでなく地域の人も参加しています。職員の方のお話を聞いて、だれにでも楽しめる場所だと思いました。

3つめに、介護予防教室です。
いきいき百歳体操教室や高齢者カフェのような定期的に行うものもあれば、要請があったときに開催する介護予防教室もあります。
取り組みについては、いきいき百歳体操教室と同様に筋力向上の運動をしたり、認知症予防のための話を聞いたり、音楽療法なども行っているそうです。
要望があれば、理学療法士など専門家の派遣もしてくれるそうです。市民の要望に合わせて来てくれるのはありがたいと思いました。

実際にいきいき百歳体操を実施している国安公民館での現地取材と、福祉部包括支援課の職員の方に直撃取材をしました。

まず、国安公民館を訪問し、体操教室のみなさんが行っているいきいき百歳体操の様子を見学し、参加者にお話を伺いました。ちなみに、この教室のメンバーは60歳前後~90歳の方だそうです。

体操は、椅子に座って行ったり、手首や足首に重りをつけて行ったりしていました。ゆっくりした動作の運動が多く、みなさん手馴れた様子で体操をしていました。
体操が終わり、参加者の方にインタビューをさせていただきました。「週一回、このためにおしゃれをしたり、参加者同士でおしゃべりをしたりするのが楽しい」「独居老人も多いから、こういう場に出てくるだけで意味がある」「一人だとやる気になれないが、みんなとだったらやる気になれる」といった声を聞くことができました。参加者は、体操をして筋力の維持向上をするだけでなく、体操に行き集まって参加者同士でコミュニケーションを取ることや、週に一回行くこと自体に意味があると感じているのだと実感しました。
無理やりやらされている感はなく、楽しんで体操をしている姿が印象的でした。

次に、西条市役所福祉部包括支援課の高橋さん、今井さんに取材をしました。

Q.介護予防とはそもそも何ですか?
A.市民のみなさんが、住み慣れたまちでずっと元気に生活していくための市役所のサポートのひとつとして、介護予防事業があります。寝たきりになったり転倒骨折したり、要介護の状態にならないよう、本人が自立した生活を送るための活動が介護予防であり、具体的な事業としていきいき百歳体操教室や高齢者カフェなどがあります。

 

Q.ずばり、西条市の介護予防事業はなにを目指していますか?
A.介護予防の取組でひとりひとりが自立した生活を送れるようになることが、地域全体の活性化につながると考えています。介護予防の活動は、個人だけでなく、地域全体を元気にし、ゆくゆくは元気な西条市につながると考えています。要介護状態になっても生きがいや役割をもって生活できる西条市を目指しています。

 

Q.いきいき百歳体操教室に対して市役所はどのようなサポートをおこなっているのでしょうか?
A.いきいき百歳体操教室を新たに立ち上げるときには、地域の高齢者に呼びかけて立ち上げる新規の教室と、既存の自主グループ(公民館のサークルや老人クラブなど)に呼びかけていきいき百歳体操を取り入れてもらう教室と、2つの方法があります。3か月間運営をサポートし、将来的には自主グループとして続けていってもらうためにさまざまな支援をしています。昨年度は新しく13か所のいきいき百歳体操教室を立ち上げ、うち12か所が自主グループとして活動を続けています。
また、いきいき百歳体操教室の参加者に対しての体力測定を半年~1年に1回おこない、評価しています。さらに、いきいき百歳体操教室には出席カードがあります。スタンプが溜まったらトイレットペーパーなどの景品をお渡しし、楽しみながら継続できるように支援しています。

 

Q.介護予防と聞くと、若者には関係のないことのような気がしてしまいます。若者には関係がありますか?
A.決して関係のないことではありません。若い人でも、今の食生活や生活習慣が年齢を重ねたときに影響が現れます。今から食生活や生活習慣に気を付けて生活することが、自分自身の介護予防につながります。もちろん、介護予防の支援者としてかかわることも大切なことです。

 

今回の取材で、これらの取組の効果について伺ったところ、平成29年度と平成30年度の体力測定結果の比較によると、「握力」「開眼片足立ち」「30秒椅子立ち上がり」「飲み込みテスト」の結果で4~5割が向上、「頬ふくらまし」の結果では8割強が向上もしくは維持という結果でした。想像以上にいきいき百歳体操教室は参加者の運動能力の維持向上に寄与しているのだと知り、驚きました。

西条市の介護予防の取組とは、高齢者の自立だけでなく地域の活性化、そして元気な西条市につながる取組であるとわかりました。ひとりひとりの市民が住み慣れたまちで暮らし続けるために西条市役所がおこなっているサポートのひとつに介護予防事業があり、わたしたちの暮らしに根ざしたものでした。

また、介護予防とは運動をすることだけだという先入観があったのですが、運動だけでなく、他者とコミュニケーションを取ったり、普段と違うことをして脳に刺激を与えたりすることが介護予防のために大切だとわかりました。
介護予防は高齢者にしか関係がないと思っていましたが、若者にも関係があることだと知り、はっとさせられました。わたしたちは今一人暮らしをしているため、今日から食生活や生活習慣を見直そうと思います。

現在、西条市の人口の3割が65歳以上の高齢者だそうです。今回の取材が、介護予防についてみんなが身近にとらえられる機会になればいいなと思います。
国安公民館への視察では、同行した介護予防事業担当職員の方と体操教室の参加者との信頼関係が見受けられました。市民に寄り添った市役所の仕事が元気な西条市につながっていくのだなと感じました。

この記事を書いた人
THE学生

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わたしたちは、令和元年度のインターンシップ生です。大原簿記公務員専門学校1年の学生と、愛媛大学法文学部3年の学生です。よろしくお願いします。西条市福祉部包括支援課の職員さんに、介護予防の取組について取材をしました。西条市の介護予防事業について知っていただけると嬉しいです。

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