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覚えてますか?みんなが懐かしい『ドリップのスパ』~西条みんなのソウルフード鉄板ナポリタン!~

西条在住、もしくは西条市内に通学・通勤されてた現在30代以上のたくさんの方が懐かしく思うお店があります。
それは、紺屋町にあった『ドリップ』です。しかし約10年近く前に残念ながら閉店してしまいました。

高校生の時にデートで行った。
部活の帰りによく寄ってた。
西条に帰省したら必ず行ってた。
ほとんど毎日習慣のように集まってた。
ちっちゃい頃おばあちゃんに連れて行ってもらった記憶がある。
・・・など幅広い年代の方の思い出に残っています。

ドリップは、西条商店街のT字路にあたる札の辻跡から少し南に下った東側にありました。
当初、2階にあり、外階段を上がって入り口があり、入るとすぐにレジカウンター、壁際と中央にボックス席がたくさんありました。
落ち着いた少し暗めの照明はまさに昭和の純喫茶の雰囲気です。
また商店街に面した窓側の席からは買い物客や通行人をボーっと眺められ、癒やしを感じる場所でもありました。
ちなみにその1階は、串揚げのお店『あき』でした。

その後、平成になり建物ごと店舗改装、ドリップは1階になり少し明るい雰囲気へと変わりました。

2011年9月撮影

 

さて、本題に戻りますが、ドリップのメニューの中でも人気で評判だったのがスパゲティです。

昭和の時代は、どこのレストランでも今のようなイタリアン風なパスタなどは珍しく、スパゲティといえば、ミートソースかナポリタンが主でした。

ドリップのスパゲティが人気だった理由は、安価なのに豪華!?な演出にあると思います。今で言う“映え”でしょうか(笑)。
スパゲティを注文すると、なんと!まずソーダ水とアイスクリームが届きます。

すぐに味わうか、アフターに取っておくかは自由です。

 

そして暫くすると、鉄板にのった熱々のスパゲティがパチパチ音を立てながら運ばれてきます。
少しの間はテーブルに弾けた油を飛び散らせます。この演出が食欲をそそるのです。

ドリップのスパゲティ

ウインナーとグリンピース、そして生たまごがトッピングされています。少しのキャベツと玉ねぎもあったと記憶しています。

 

スパゲティの上にのっている生卵の味わい方は人によって違います。
例えば、一気にかき混ぜ麺になじませる人。割らずに固まるのをまって食べる人など‥。
私の場合は上記の中間くらいかな。麺を分けて卵を鉄板まで落とし少し半熟状態にして麺に絡めました。
他にもいろいろな手法がファンによって今も語られているようです。

また、油がたっぷり敷かれているため、カロリーを気にする人はおしぼりを板の下に敷いて傾けて、油を一方に集めて避けているという光景も懐かしく思います。

おしぼりを敷いている

トマトケチャップが焦げるようないい匂いを味わいながら、食べ始めると油の跳ねも落ち着いています。
少し焦げて固くなった麺もまた香ばしく美味しいのです。
それなのに、300~400円程度のリーズナブルな価格(時代により変動あり)も、人気の理由のひとつだと思います。

もう、このスパゲティが食べられないなんて市民は残念で仕方ありません。
でもご安心ください。西条市内たくさんの店舗が『西条てっぱんナポリタン』と称しそれぞれ独自のアイデアを込めたメニューを楽しむ事ができます。(http://saijo-imadoki.jp/teppan-neapolitan/

また私は、ドリップのスパゲティに近いインスタント麺を発見し再現に成功しました(笑)。
棒状の乾燥パスタを茹でるより、こちらの袋麺と粉末ソースがとても美味しいのです。
油を多めに敷き、フライパンのままで食べるのです。見事にお焦げも再現できました。
具や野菜を入れすぎると味が薄くなりのでご注意ください!

 

最後になりますが、こちらの伝票の裏も懐かしく心に残っている方も多いのでは?

みんなが共通の思い出、地元の食文化っていいですね。
時代とともに移り変わっていきますが、現在あるいいお店、いい味、大切に味わいたいと思います。

私が書きました

どろーんぱ

どろーんぱ

写真を撮るのが好きです。撮った写真を見るとその時の会話や空気や味がよみがえります。西条っていい所がいっぱいありますね。また新たな場所を発掘するためにうろうろします(^_^;)

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