アイデアが西条をおもしろくするキッカケ at SAIJO SOUP vol.7
もっさん 2025年7月17日

2025年6月8日午後、西条市小松町新屋敷でアイデアが溢れる4時間が過ぎた。チャレンジする人と応援する人を繋ぎ、参加者みんなでアイデアを形にしていくプレゼンテーション(以下、プレゼン)大会…その名を、”SAIJO SOUP”。スープを飲みながら、「まちづくり」を語り合う、アメリカのデトロイト発祥のイベント。
2020年に始まり今回で7回目を迎える。小さな「やってみたい」を表現する場と、誰かの「やってみたい」を応援・協力する場をつなぐことを目的としている。
“SAIJO SOUP”では、参加者は入場時に投票券(500円~)を購入するルールがある。そして、プレゼンを聞いた後に、応援したい企画やプレゼンターに投票する。この投票で最大得票数の人が優勝者となり、投票券の売り上げが実現資金として贈られるようになっている。
今回集まったのは、5人のプレゼンター。各々がプレゼンに取り組みに対する紹介と想いを込めて、熱い発表をした。では、5人の紹介とともに、その様子を写真で、プレゼン順に紹介する。
1.⾧井大樹「健康と予防の町づくり」
愛媛県では、平均寿命や健康寿命が低く、さまざまな健康問題が存在し、特に生活習慣病が重要視されている。生活習慣病は、他の病気の原因にもなり得るもので、自身は肌荒れや冷え症、糖尿病予備軍などの症状に悩まされており、日常生活に制約を感じていた。そのため、深温腸活ダイエットや体質改善に注目しており、これらは腸内環境、血流、体温の3つに同時にアプローチして根本からの治療・改善を目指している。最終的には、これらの方法を通じて人々が健康を獲得し、一度きりの人生をより幸福に送れるようにサポートしていきたい。
実現資金の使い道は、「自己投資」をするであった。
2.真木久美子「笑顔で広がるポジティブな変化【笑顔は世界を救う‼】」
笑顔の魅力を感じる人には、自信があり周囲を元気にしてくれるチカラがあると信じているが、以前は笑顔に自信が持てなかった。特にカメラの前で笑うよう求められると、うまく笑えず、周囲を失望させてしまうことが多かった。しかし、この1 年で”自分の笑顔が好き”と思えるようになったことに気づき、その変化のキッカケと、“誰もが実践できる笑顔づくりのコツ”を生かして、多くの人々に伝えたいと考えている。実現資金の使い道は、「ZOOM 環境の設備」拡充であった。
3.森泰子「音楽でつながる西条市民の絆~第九演奏会の未来~」
西条市では市民参加型の「第九演奏会」を毎年恒例の地域イベントとして発展させることを目指しており、2023年と2024年に演奏会を開催し、2025年12月14日に第3回目の開催を予定している。この演奏会には、公募で集まった市民合唱団が参加し、地元オーケストラやプロの演奏家と共に、ベートーヴェンの交響曲第九番を演奏する。
また、この取り組みは地域の絆を深め、音楽文化を育む意義があり、参加者は“演奏の喜び”を感じ、聴衆には”感動を届ける”特別な機会となることを目指している。
西条市の合唱文化を未来へとつなぎ、音楽の力で地域の発展に寄与する挑戦を行いたい。
実現資金の使い道は、「演奏会開催に対する資金の一部」に充てたいであった。
4.小栗彩菜「”占い”や”鑑定”をもっと手軽に、前向きに~心が軽くなる場所を西条に~」
急遽、SAIJO SOUP 開催の一週間前から発表の準備を進めた元看護師の彼女は、四柱推命鑑定士として活動し、子供から大人まで幅広い層に対して迷いや悩みを解消し、前に進むお手伝いを行っている。これまではオンラインを中心に、全国各地で鑑定や講座を実施していたが、今後は地元西条でもマルシェやカフェなどで気軽に立ち寄れる”占いの場”を設けたいと考えている。また、地元の占い師たちとの情報共有を促進する環境を整え、彼女自身が活動を支援する役割(橋渡し役)を果たすことを目指している。
実現資金の使い道は、「マルシェ開催にかかる会場費やチラシの印刷費」に充てたいであった。
5.谷川廉・海亜「福祉と美容を地域で、もっと身近に」
夫婦で合同会社を設立し、福祉と美容を組み合わせた事業に挑戦している。この事業は夏から始まり、現在は福祉ネイルを中心に、さまざまな年齢層のお客様に対してネイルやエステのサービスを提供している。福祉ネイルは、自宅や施設に訪問して、ネイルサロンに行けない高齢者や障がい者などにサービスを提供するもので、施設入所者や入院中の方々も対象にしている。さらに、2025年8月には「訪問介護事業所」を設立し、地域福祉への貢献を目指す。また、地域福祉における人手不足や高齢化社会の課題に対して、若いチカラで取り組みたいという強い思いを持っている。
実現資金の使い道は、「地域イベントなどにサロンに出店し、老若男女を問わず福祉ネイルを無料体験できるようなブースを作りたい」であった。
熱いプレゼンが終了したら、ひとときの休憩時間。当日、用意されたSOUP は…”冷たいぜんざい”…もとい、“冷やしぜんざい”が200円/杯で準備されていた。参加者は発表に集中していたせいか、脳に甘い物欲しさに⾧蛇の列ができていた。中にはおかわりをする人もいた。老若男女を問わず、”冷やしぜんざい”に舌鼓を打っていたようだ。その様子を写真で紹介する。
また、第1回”SAIJO SOUP”優勝者の井澤愛子氏が、託児スペースが設けられ、プレゼンターや参加者等の子供あずかりを実施していた。
15分間の休憩時間が終わり、各プレゼンターとのディスカッションタイム。参加者は5人のプレゼンターの各ブースに分かれ、1箇所あたり5分間で気になったことなどを質問したり、意見したりしていた。ブース内では、いろいろな話が飛び交ったり、各サポーターも手助けしながら熱気溢れるディスカッションになったのではないかと思う。その様子を写真で紹介する。
ディスカッション後には、参加者による投票タイム。投票用二次元コードをスマホで読み込み、応援したいプレゼンターを選び投票するもの。そして、結果発表を待つプレゼンター一同。控え室では、発表とディスカッションのプレッシャーから解放されたのか、終始にこやかな雰囲気と笑顔であった。
時は来た。”SAIJO SOUP”実行委員会の山下実行委員⾧より、優勝者発表された。優勝者は…「音楽でつながる西条市民の絆~第九演奏会の未来~」…と…「福祉と美容を地域で、もっと身近に」と。ただ、優勝者は1 テーマのみということで、再度、同じ投票ページから再投票となった。その結果…「福祉と美容を地域で、もっと身近に」が、実行委員⾧から発表された。優勝の目録は、第6 回優勝者の”ひまわりアート”の子供達から優勝者へ贈呈された。その様子を写真で紹介する。
そして、最後には恒例の集合写真撮影。”SAIJO SOUP”スタッフの中野さんがドローンの操縦資格を持っており、初のドローン撮影となった。最初は両手で”SAIJO SOUP”の”S”を全員が作り静止画撮影。そして、各々が手を振り、動画撮影を行っている。その様子を写真で紹介する。
最後に、今回で7 回目を迎えた”SAIJO SOUP”。まだまだ、西条をおもしろくするアイデアは、この記事を読む貴方の中にも秘めているはず。ぜひ、貴方も次回のプレゼンターとなったり、一度、投票者として「アイデアが西条をおもしろくするキッカケ」を探しに行ってみよう♪
お問い合わせ先
SAIJO SOUP 実行委員会
Mail=saijosoup2020@gmail.com(担当 山下)
HP=https://sites.google.com/view/saijosoup/
所在地=サカエマチHOLIC 内
住所=愛媛県西条市大町1663 番地