秘めた可能性は、意外と目の前にあるもの on 西条中心商店街
もっさん 2026年3月31日

2026年3月24日、西条市明屋敷のSAIJO BASE2階セミナールームであった、「商店街には〇〇な可能性がある〜高校生の考えた3つの仕掛け〜企画発表&ブラッシュアップ会」に参加した。
この企画発表&ブラッシュアップ会の主人公というべき高校生とは、”愛媛県立西条高等学校”の商業科2年生を指し、同高校のSSH事業の一環である”マルチサイエンスⅠ”で行う取り組みである。

今回の取り組みの内容を紹介する。
【期間】2025年12月から2026年2月の約3か月。
【題目】商店街の活性化につながる打ち手のアイデアをつくる。
【条件】自分たちがやってみたいこと、ワクワクする手段であること。
これらについて、企画の検討やそのための情報収集、分析などを実施。

会の進行には、この会の主催である「NPO法人Eyes」の光野氏が行った。

今回の取り組みについて、「授業の趣旨」、「高校生たちがこの3か月でやったこと」、「今日大事にしたいこと」、「みなさまにお願いしたいこと」、「今日のゴール」について説明があった。
また、本日のタイムラインも合わせて説明があった。
説明後にはアイスブレイクとして、高校生1人+大人2人のグループを作り自己紹介を行った。中には大人4人だけのグループもあった。




高校生の取り組みが発表された。5項目くらいにまとめてみたので、その様子を紹介する。

①西条市の思い出の味を通して商店街活性化へ(課題研究カフェ班)
・商店街の思い出の味といえば、ドリップのナポリタン。中高年層は商店街へ訪れるキッカケになり、若年層はレトロ体験に関心を示す。
・ばんがく亭が鉄板ナポリタンを始めたキッカケは、西条市のソウルフードであるドリップのナポリタンを再現し、商店街を盛り上げるため。
・ドリップにはナポリタン以外にも、”厚焼きタマゴサンド”が有名だった。
・保護者と生徒に「思い出の味が復活すればどのくらいの頻度で訪れたいと思うか」、「ドリップの鉄板ナポリタンを知っているか」についてアンケートを行い、その結果を円グラフで示した。
・ばんがく亭で人気の”みしまの甘酒”を使ったスイーツなどを作ってみる。





②おにぎりで地域・母親貢献(おにぎり班)
・今回は2人で発表しているが、本当は3人のグループで、あと1人は部活動のため休んでいる。
・Formを使い、西条高校生および保護者、市役所職員に対し、「おにぎりの重要度」や「商店街の利用状況」など5項目について、アンケートを実施。
・上記の結果を円グラフや数値化により表出。
・見えてくる営業の課題が、「人件の確保」や「お店の出店場所」、「食材の仕入れ」、「おにぎりの保存方法」、「低価格での販売」が挙がった。
・課題を元に、考え得る問題点やどういった営業をしてば良いのかをまとめている。





③アートによる商店街の活性化(古着班)
・商店街の現状把握で、「建物=空き店舗が多く、シャッターが多く閉まっている」、「天候=アーケードがボロボロで雨・風をしのぐことができない」、「交通=駐車場が少ないため不便」、「防災=建物の老朽化で防災力の低下」、「照明=暗い雰囲気で安心感がない」が挙がった。
・数あるアイデアの中から古着を選択し、その選んだ理由を仮設として発表。
・古着の販売方法として、フリーマーケットや店舗販売がある。また、顧客のターゲットとして、「販売目的=若者」、「回収目的=保護者世代」としてまとめた。
・西条高校生(132人)と保護者(191人)対象に、古着や着なくなった服についてアンケートを実施。
・体験型アートを実施し、「商店街を美術館に見立てたアートをつくりたい!」という方向性となった。





各班の発表後、参加した大人から質問や実施に向けた提案などの投げかけがあった。
投げかけの中には、「別滅の危機に瀕している町グルメ=絶メシ」や西条市のふるさと納税にもなっている「かんこめの玄米おにぎり」、レトロの定義は「人によって違う」などが挙がった。
そして、進行の光野氏よりブラッシュタイムにおける”ブレスト会議のお作法”について説明があった。




そして、班ごとのテーブルに分かれ、ディスカッションテーマに沿って、ブラッシュアップを行った。

各テーブルで今後の取り組みに対する良いアドバイスが飛びかったのだろう。その話を聞く高校生たちの顔は生き生きとしていた。
自分も”おにぎり班”のテーブルに着いたが、参加できるイベントやおにぎりの材料となるお米などの仕入れなどを話した。
また、フードロスの観点から「残ったおにぎりを焼いて、焼きおにぎりで提供」したり、「余った焼きおぎにりなどを薄くして、おかきやおこげせんべいで提供」したり、といくつかのアドバイスをした。
活かしてくれると良いなぁ。


最後に会の感想を、参加した高校生が1人ずつ発表した。
市役所職員や商店街の人(精肉店)、商店街の近所に住む人、様々な職種の人、高校生などが集まった。
いろいろな人が協力し、商店街が秘める可能性で、今よりもっと変われるキッカケになれば良いと思う。


参加者全員で、両手を使いSAIJOの”S”を作り、集合写真を撮影した。

NPO法人Eyes西条支部(担当者=光野)
住所 西条市大町1527−2 つながるアトリエ1F
Mail ehimesaijo.eyes2024@gmail.com













